節とは、文法上「主語(S)と動詞(V)」がセットになっている語のまとまりを指します。
句(phrase)が主語や動詞を含まないのに対し、節は必ず主語と動詞を含み、文の一部としてさまざまな役割を果たします。
節の特徴
- 主語と動詞がそろっている
例:she likes music(彼女は音楽が好き) - 文の一部として働く(名詞、形容詞、副詞の役割など)
- それだけで文になることもあるし、文の一部になることもある
節の種類
節の種類 | 役割・説明 | 例文(太字が節) |
---|---|---|
独立節 | それだけで文として成立する節(主節) | She likes music. |
従属節 | 単独では文にならず、主節に従属する(従属節・従位節) | because she likes music |
名詞節 | 名詞のような働きをする節 | I know that he is a teacher. |
形容詞節 | 名詞を修飾する(関係詞節など) | The book which I bought is new. |
副詞節 | 動詞や文全体を修飾し、理由・条件・時などを表す | I went home because it was raining. |
節の例
- I know that he is a teacher.
→ that he is a teacher が名詞節(knowの目的語) - The girl who is singing is my sister.
→ who is singing が形容詞節(girlを修飾) - I will call you when I arrive.
→ when I arrive が副詞節(callの時を表す)
句との違い
- 句(phrase):主語と動詞がそろっていない語のまとまり(例:in the park, playing tennis)
- 節(clause):主語と動詞がそろっている語のまとまり(例:she plays tennis)
まとめ
節は「主語+動詞」を含む語のまとまりで、文の構成要素として非常に重要です。独立節・従属節、名詞節・形容詞節・副詞節など、役割によってさまざまな種類があります。
句と節の違いを意識することで、英文の構造理解が深まります。