限定副詞は、文中の特定の語句や情報に「限定」や「焦点」を当てる役割を持つ副詞です。
英語では focusing adverbs や focusing modifiers と呼ばれます。
主な限定副詞とその働き
限定副詞は、文の中で「~だけ」「~さえ」「~も」など、特定の部分に意味の重点を置くために使われます。
代表的な限定副詞
英語 | 日本語の意味 | 用法例 |
---|---|---|
only | ~だけ | Only she knows the answer.(彼女だけが答えを知っている) |
just | ちょうど、~だけ | He is just a child.(彼はただの子供だ) |
even | ~さえ | Even he can do it.(彼でさえできる) |
also | ~もまた | She also speaks French.(彼女もフランス語を話す) |
merely | 単に~にすぎない | It is merely a suggestion.(それは単なる提案だ) |
simply | 単に、ただ | It’s simply not true.(それは単に事実ではない) |
mainly | 主に | The book is mainly about history.(その本は主に歴史についてだ) |
限定副詞の特徴
- 文中のどの部分を限定するかによって、語順や意味が変わることがある
- 例:Only I saw him.(私だけが彼を見た)
- 例:I only saw him.(私は彼を見ただけだ)
- 会話や文章で、情報の焦点や強調を明確にするために使われる
まとめ
限定副詞は、文の中で「限定」や「焦点」を当てたい部分を明確にする副詞です。
「only」「just」「even」「also」などが代表例で、意味や強調したい部分によって語順や使い方が変わる点に注意しましょう。