補語(ほご)は、主語や目的語の内容を「補足説明」し、文の意味を完成させる語や語句です。
英語では complement と呼ばれます。
補語の主な役割
- 主語や目的語について「何であるか」「どんな状態か」などを説明し、文を成立させる
- 補語がないと意味が不完全になる文型(SVC, SVOO, SVOCなど)で使われる
補語の種類
種類 | 説明 | 例文(太字が補語) |
---|---|---|
主語補語(SVC) | 主語を説明する補語 | She is a teacher.(彼女は先生です) The sky became dark.(空が暗くなった) |
目的語補語(SVOC) | 目的語を説明する補語 | They named the baby Tom.(彼らは赤ちゃんをトムと名付けた) I found the movie interesting.(その映画が面白いと分かった) |
補語の品詞
- 名詞、形容詞、不定詞、分詞などが補語になることが多い
補語と他の文要素との違い
- 主語(S):文の主役
- 動詞(V):動作や状態を表す
- 目的語(O):動作の対象
- 補語(C):主語や目的語の内容を補足し、文の意味を完成させる
まとめ
補語は、主語や目的語の説明を補い、文の意味を完全にするための重要な文要素です。
「~は○○だ」「~を○○にする」など、文を成立させるために不可欠な役割を果たします。