動名詞は、動詞に「-ing」をつけて名詞の役割を持たせた語のことです。
英語では gerund と呼ばれます。
たとえば、eat(食べる)→eating(食べること)、play(遊ぶ)→playing(遊ぶこと)のように使います。
動名詞の特徴
- 動詞の性質と名詞の性質をあわせ持つ
- 動詞としての性質:目的語や副詞句を伴うことができる(例:playing soccer, eating lunch)
- 名詞としての性質:文中で主語・目的語・補語などの名詞の位置に置ける
- 「~すること」という意味になる
使い方と例文
- 主語:Swimming is fun.(泳ぐことは楽しい)
- 目的語:I like playing soccer.(私はサッカーをすることが好きです)
- 補語:My hobby is reading.(私の趣味は読書です)
動名詞が必要な場面
- 動詞の目的語に動名詞しか使えない動詞がある(enjoy, finish, stop, mind, give up, consider, suggest, recommend など)
- 例:I enjoy playing baseball.(私は野球をすることを楽しむ)
- 前置詞の後ろには必ず動名詞(または名詞)が来る
- 例:I’m interested in learning English.(私は英語を学ぶことに興味がある)
不定詞との違い
- 不定詞(to + 動詞の原形)も「~すること」という意味で名詞の役割を持つが、使える動詞や意味に違いがある
- 例:I like to play tennis. / I like playing tennis.(どちらも「テニスをすることが好き」)
日本語との違い
- 日本語には英語のような「動名詞」はなく、「~すること」「~するの」などで訳される。
まとめ
動名詞は「動詞+ing」で作り、「~すること」という意味の名詞として使います。
主語・目的語・補語など名詞と同じ位置で使え、動詞としての性質も残しています。
特定の動詞や前置詞の後ろでは必ず動名詞を使うなど、使い方に注意が必要です。