感嘆文は、驚きや感動、喜び、悲しみ、怒りなどの強い感情を表現する文のことです。
日本語でいう「なんて~だろう!」「すごい!」「信じられない!」などにあたります。
英語では感嘆文を使って、話し手の気持ちを強調し、感情を豊かに伝えることができます。
感嘆文の主な種類と使い方
What + 形容詞(または名詞句)+ 主語 + 動詞
「なんて~だろう!」と感動や驚きを表す基本的な形です。
特に名詞や形容詞を強調したいときに使います。
例文:
- What a beautiful day it is!
(なんて美しい日なんだ!) - What an amazing performance she gave!
(彼女はなんて素晴らしい演技をしたのだろう!) - What a mess you made!
(君はなんて散らかしたんだ!)
How + 形容詞(副詞)+ 主語 + 動詞
「なんて~に・・・するんだ!」と状態や程度を感嘆する表現です。形容詞や副詞を強調します。
例文:
- How beautiful she is!
(彼女はなんて美しいんだ!) - How quickly he runs!
(彼はなんて速く走るんだ!) - How terrible the weather is today!
(今日はなんてひどい天気なんだ!)
感嘆詞 + 主語 + 動詞
単純で直接的に驚きや感動、感情を伝える表現です。
例文:
- Oh, what a surprise!
(ああ、なんて驚きだ!) - Wow, that’s fantastic!
(わあ、それは素晴らしい!) - Alas, I have lost my wallet.
(ああ、財布をなくしてしまった。)
感嘆符(!)を使った文
文の最後に感嘆符を使い、強い感情を示します。普通の文でも感嘆文として使うことができます。
例文:
- I can’t believe it!
(信じられない!) - What a wonderful idea!
(なんて素晴らしいアイデアだ!)
注意点
- 主語がある場合は、Whatの後は「冠詞+名詞+主語+動詞」や、Howの後は「形容詞/副詞+主語+動詞」という形を保ちます。
- WhatやHow のあとに直接動詞は来ません(必ず主語が続く)。
- 感嘆文は感情を強く伝えるため、話し言葉やカジュアルな文章でよく使われますが、フォーマルな場面でも適切に使えます。
まとめ表
形 | 用途 | 例文 | 意味 |
---|---|---|---|
What + 名詞句 + 主語 + 動詞 | 名詞の感嘆 | What a beautiful garden it is! | なんて美しい庭なんだ! |
How + 形容詞 + 主語 + 動詞 | 形容詞・副詞の感嘆 | How fast he runs! | 彼はなんて速く走るんだ! |
感嘆詞 + 主語 + 動詞 | 直接的な感情表現 | Wow, that’s amazing! | わあ、それはすごい! |
練習問題
以下の文を感嘆文に直してください。
- That is a beautiful view.
- He speaks English very well.
- It was a big mistake.
- The weather is awful today.
- She has a new car.
【解答例】
- What a beautiful view it is!
- How well he speaks English!
- What a big mistake it was!
- How awful the weather is today!
- What a new car she has!
まとめ
- 感嘆文は強い感情や驚き、感動を伝える文です。
- 主に What + 名詞句 や How + 形容詞(副詞) の形が基本。
- 感嘆符「!」と合わせて使われることが多いです。
- 感嘆詞を使ったシンプルな表現もあります。
- 会話や文章で感情を豊かに表現したいときにとても便利な文法項目です。