過去分詞は、動詞の三番目の形(speak-spoke-spoken など)で、「〜された」「〜してしまった」などの受け身や完了の意味を持つ分詞です。
英語では past participle と呼ばれます。
過去分詞の主な働き
- 名詞の修飾(形容詞的用法)
- 「〜された」「〜してしまった」など、受け身や完了の意味で名詞を修飾します。
- 例:a broken window(壊された窓)
- 例:the stolen bag(盗まれたカバン)
- 「〜された」「〜してしまった」など、受け身や完了の意味で名詞を修飾します。
- 補語として使う
- 主語や目的語の状態を説明します。
- 例:The door remained closed.(ドアは閉まったままだった)
- 例:I found the glass broken.(私はグラスが割れているのを見つけた)
- 主語や目的語の状態を説明します。
- 完了形・受動態の構成要素
- have/has/had + 過去分詞(完了形)
- 例:She has finished her homework.(彼女は宿題を終えた)
- be動詞 + 過去分詞(受動態)
- 例:The cake was eaten.(そのケーキは食べられた)
- have/has/had + 過去分詞(完了形)
- 分詞構文(副詞的用法)
- 省略された主語とともに、条件や理由、時などを表します。
- 例:Given more time, he could finish it.
(もっと時間があれば、彼はそれを終えられただろう)
- 例:Given more time, he could finish it.
- 省略された主語とともに、条件や理由、時などを表します。
過去分詞の作り方
- 規則動詞:動詞の原形+ed(例:play → played, use → used)
- 不規則動詞:独自の形(例:go → gone, eat → eaten, see → seen)
現在分詞との違い
- 現在分詞(〜ing):能動・進行の意味(例:a running dog=走っている犬)
- 過去分詞(〜ed/不規則形):受動・完了の意味(例:a broken window=壊された窓)
まとめ
過去分詞は「〜された」「〜してしまった」という受け身や完了の意味を持ち、
名詞の修飾、補語、完了形・受動態・分詞構文など、英語のさまざまな文法で使われます。
不規則動詞の過去分詞形は特に注意して覚えましょう。