関係代名詞

関係代名詞とは、2つの文を1つにまとめる時に使われる語で、先行する名詞(先行詞)を修飾し、説明を追加する働きを持ちます。
日本語では「〜の」「〜する」「〜である」などに相当し、より詳しく対象を説明するのに便利です。

主な関係代名詞:

  • who
  • which
  • that
  • whose
  • whom

関係代名詞の種類と使い方

関係代名詞用途先行詞例文
who主格、人The girl who is singing is my sister.歌っている女の子は私の妹です。
whom目的格、人The person whom I met was very kind.私が会った人はとても親切でした。
whose所有格、人・物人・物The boy whose bike was stolen is crying.自転車を盗まれた少年が泣いています。
which主格・目的格、物・動物物・動物I have a book which is very interesting.私はとても面白い本を持っています。
that主格・目的格、人・物人・物This is the car that I bought yesterday.これが私が昨日買った車です。

ポイント:

  • 「that」は「who」「which」の代わりとして、制限用法でよく使われます。
  • 「whose」は所有を表す時に使います。

関係代名詞の使い方(基本構文)

主格の関係代名詞(who / which / that)

先行詞が主語となって続く文をつなぐ。

例:She is the teacher who teaches English.
(彼女は英語を教える先生です。)

目的格の関係代名詞(whom / which / that)

先行詞が目的語として続く文につながる。口語英語では「whom」は省略または「who」「that」に置き換えられることが多い。

例:
The movie (which) I watched was exciting.
(私が見た映画は面白かった。)

所有格の関係代名詞(whose)

先行詞の所有を表す。

例:He is a student whose father is a doctor.
(彼は父親が医者である学生です。)

省略できる場合

目的格の「which」「that」「whom」は関係代名詞節の中で省略可能です(そのすぐ後に主語が来る場合)。

例:
This is the pen (which) I lost.
(これが私が無くしたペンです。)

関係代名詞の注意点

  • 「that」は前にカンマ(,)がある場合(非制限用法)には使えません。
  • 非制限用法(追加情報を付け加える場合)は主に「who」「which」「whose」を使います。

練習問題(例)

Fill in the blanks with the correct relative pronoun.

  • The man ________ lives next door is a doctor.
  • This is the cake ________ I baked yesterday.
  • She is the girl ________ brother is famous.

    解答例: who, that/which, whose

    まとめ

    関係代名詞を使うことで、文と文をスムーズにつなぎ、より詳しい説明や情報を加えることができます。
    最初は少し複雑に感じますが、使うパターンやよく出る表現に慣れていくことで自然に使いこなせるようになります。