関係代名詞(所有格)

関係代名詞の所有格は、先行詞(説明したい名詞)が持っているものや所属しているものを示す時に使われます。
主に whose が使われ、先行詞が「人」だけでなく「物」や「動物」の場合にも使うことができます。

所有格の関係代名詞 whose の使い方

  • whose は「~の」という所有や所属を表し、後に名詞を伴って使います。
用途例文
人の所有を表すThe girl whose father is a doctor is kind.父親が医者である女の子は親切です。
物や動物の所有も表すI bought a house whose roof is red.赤い屋根の家を買いました。

所有格 whose の文法ポイント

  • whose + 名詞で、「先行詞の~」を表します。
    例:a man whose car is new(車が新しい男性)
  • 先行詞は「人」以外の場合も使えるので、物や動物に対しても使えます。
    ※「of which」+名詞の形で言い換えることも可能ですが、whose の方が自然で一般的です。
  • 「whose」は関係節の中で形容詞的に働き、所有を詳述します。

例文で理解しよう

英文日本語訳
The student whose smartphone was lost is upset.スマホをなくした学生は動揺しています。
I saw a dog whose owner was not around.飼い主がいない犬を見かけました。
This is the company whose products sell well.これは製品がよく売れている会社です。

「whose」と「of which」の違い

所有を表す別の表現として、「of which + 名詞」もありますが、使い方やニュアンスが少し違います。

  • whose
    • 主に人に使われるが、物や動物にも使える。
    • 口語や文章ともに自然でよく使われる。
  • of which
    • 物や動物に対して用いられ、フォーマルな文章で多い。
    • 「whose」の代わりに使えるが、やや堅い印象。

例:

  • The house whose windows are broken is old.
  • The house the windows of which are broken is old.

練習問題

次の文を完成させてください。

  1. The man ________ car is parked outside is my uncle.
  2. I met a girl ________ father works in that company.
  3. We visited a museum ________ exhibits were fascinating.

解答例:

  1. whose
  2. whose
  3. whose

まとめ

  • 「whose」は関係代名詞の所有格で、先行詞の所有や所属を示すときに使います。
  • 先行詞が「人」だけでなく、「物」や「動物」の場合も使えます。
  • 「whose + 名詞」で「~の」という意味を作り、関係節内で形容詞的に働きます。
  • フォーマルさやニュアンスで「of which」も使えますが、「whose」の方が自然でよく使われます。